デザインの力でビジネスの未来に橋を架ける、「高度デザインブリッジスクール」での学びと実践

デンソー, コクヨ, デザイン経営, デザイン思考, トリニティ,ブランディング

3 12:00

2018年、経済産業省と特許庁の「デザイン経営」宣言の中で必要性が謳われた「高度デザイン人材」。デザインコンサルティングを手がけるトリニティ株式会社は、2020年10月から12月にかけ、高度デザイン人材を育てる実践型リカレントプログラム「高度デザインブリッジスクール powered by トリニティ」を開講した。

これは、経済産業省中小企業庁による「令和元年度補正予算 大企業人材等の地方での活躍推進事業補助金」の対象事業として実施したもの。20年以上の職務経験を持つインハウスデザイナーを対象にしたオンラインスクールだ。

最初の1カ月で、デザイン思考やファシリテーションなど、高度デザイン人材に必須のスキルを座学で修得。その上で、28名の卒業生の中から選出された4名(2社、2名ずつ)が地方・中小企業でのフィールドワークを通して、高度デザインプログラムを実践する。受講者のコクヨ株式会社の木下洋二郎さん、株式会社デンソーの伊藤義人さん、そしてフィールドワーク実施受け入れ企業として参加した、金属精密加工業で世界有数の技術力を誇る株式会社入曽精密の社長・斎藤清和さんに、本スクールを通した体験についてお話をうかがった。

カリキュラムを通して再認識した、組織の中のデザインの役割

──木下さんと伊藤さんの経歴について教えてください。

木下洋二郎さん(以下、木下):コクヨでオフィス家具のデザイン・開発業務を30年やってきました。特にオフィスチェアがメインで、最近では2017年に発売されたオフィスチェア「ing(イング)」の開発を担当しました。人間工学や運動工学、脳科学を勉強しながら日々仕事をしています。

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木下洋二郎 コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部 開発の中心を担った「ing」は2018年グッドデザイン賞受賞。さらには、工業デザインの最高峰といわれるRed dot design awardの、特に優れた製品に授与されるBest of the Bestを受賞。

伊藤義人さん(以下、伊藤):デンソーに勤務して40年が経とうとしています。おもにBtoBビジネスの世界で、先行開発や商品企画、デザイン、およびそのマネジメントを行ってきました。デザインや商品企画に対してあまり得意ではなかったデンソーでデザイン部門をつくり、初代の部長を務めました。いまはデザイン業務を後輩に任せ、事業構想と人材育成に取り組んでいます。

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伊藤義人 株式会社デンソー 技術企画部担当部長(技術開発センター担当部長) 2001年から2014年までデザイン部門長(室長・部長)を務め、2014年にはグッドデザイン賞の大賞を受賞。2017年より、価値創造プロジェクトの運営を行っており、事業創造人材の育成と、自ら新事業企画を会社トップに提案する役目を担う。

──「高度デザインブリッジスクール」に参加した経緯を教えてください。

木下:僕らは働き方の提案を入り口に、オフィスづくりのプラン提案や、オフィス家具をつくる仕事をしているので、働き方の多様化が進むいま、自分たち自身も新しい働き方にチャレンジしないといけないと考えていました。

それに、僕はずっとコクヨ1社だけに勤めてきたので、自分のスキルがほかの分野に活かせるのかどうか、定年後のことも視野になんとなく考えていたんですね。また、地元から離れて仕事をしているので、地域やコミュニティに対して何かできないだろうかという思いもあって。そんな時に「高度デザインブリッジスクール」について話を聞き、参加したいと思ったんです。

伊藤:僕は、定年後にこれまで培ってきた企画力と人間関係を新しい事業に生かしたいと思っていて、実は去年から事業構想大学院大学にも通っています。今回のスクールの話を聞いて、自分がやりたいと思っていることと重なる部分を感じたので受講しました。

──本スクールでは、「地方での高度デザイン人材活動事例」「デザイン思考」「コミュニティデザイン」「サービスデザイン/UXデザイン」などのカリキュラムで構成されていますが、受講されてどんな印象を受けましたか?

伊藤:講座の内容は、これまで会社で自分がやってきた仕事の実感と驚くほど近いなという印象でした。本来のデザインとはこういうものだろうなと、再認識したような感覚です。

さきほど、デンソーの初代デザイン部門の部長を務めたとお話ししましたが、僕が若い頃のデンソーは、デザイナーがデザインだけに集中できるようなインフラが整っていなかったんです。なので、そういった周囲の環境づくりからはじめなくてはいけなかった。今回スクールで教わったことは、企業の中でどのようにデザインが機能するためのインフラつくっていくのかということだったように思います。デザイナーとエンジニア、そして経営者が、お互いを理解し合うためにリテラシーをどのように身につけるのかということですね。

木下:同じくそう感じましたね。僕が開発を担当した「ing」というオフィスチェアは、僕らコクヨにとってはかなりのイノベーションでした。いままで確立してきたオフィスチェアの機能をすべて見直す前提でつくった商品だったので、既存の組織のままで開発するのは難しく、発表の3、4年ぐらい前に、イノベーションを起こすことを目的とした組織づくりからはじめたんです。縦割りの効率化されたプロセスではない上に、通常の商品開発のはじめのプロセスであるマーケティングをせず、「座る」ということの本質的な課題に迫ることを目指しました。

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木下:“いいもの”をつくれば売れると考えていた時代から、いまではデザイナーが売り方にまで関わらないと、本来のよさを消費者に伝えることができないと、「ing」での経験を通じて体感しています。いかにニーズを捉え、商品の魅力を伝える技術の必要性についても社内で話をしているのですが、講座を受けたいま、高度デザイン人材とはなにかをあらためて考えると、ものをつくることにまつわる上流から下流までを、一貫して携わる視点をもつということなのかなと思うようになりました。

「コミュニケーションドクター」として、デザイナーが発揮する力

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フィールドワークを実施した入曽精密内の工場

──座学では、お二人ともこれまでのキャリアの中でのデザインの意味や役割を再認識されたとのことですが、その後、フィールドワークとして入曽精密にて4回のワークショップを実施されました。座学を踏まえて、どのように実践に臨みましたか?

木下:フィールドワークではトリニティさんのコーディネートのもと、初回から入曽精密さんと本質的な対話をすることができました。

最初の依頼としては、入曽精密のオリジナルブランドである「Real Edge」の製品アイデア開発ということがありました。ですが、事前にWebサイトや資料を拝見しながら、「課題はそこじゃないんじゃないかな」と思いはじめ、別の提案を持っていったんです。

入曽精密には高い技術力があって、すでに輝いているものがたくさんある。その魅力が外に見えていないだけなので、整理してわかりやすい伝え方をすることで、よくなることがたくさんあると思ったんですね。なので、まずは事業構造を整理し、ビジョンを明確に言語化することなどから議論を進めていきました。

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入曽精密の微細加工技術による、0.99cmの極小ルービックキューブ

伊藤:そうですね。ワークショップ初日から、入曽精密の技術力や思いについて斎藤社長には熱く語っていただいた上で、やっぱり目指すのは製品開発じゃないと、逆に僕らは確信を持ちましたね。

その後、僕らの方で1年後にマスコミに取り上げられるような企画を考えましょうと話をしていたら、ちょうど10月に展示会に出展予定だということだったので、それを活用しない手はないなと。そこから、どのような展示にするのかをゴールに設定していきました。

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ワークショップでは、木下さんがドイツで実施した「ing」の展示会を例として紹介。同展示はオランダのデザイン紙「FRAME」にてGrand Prixを受賞した。

──斎藤社長は、お二人とのワークショップを通して、どのように感じましたか?

斎藤清和さん(以下、斉藤):入曽精密は、本業である金属加工をはじめ、製品開発、技術を魅せるための研究開発といった柱があるのですが、それらを事業構造としてどのように並べればいいかを、今回はじめてわかった気がしますね。フィールドワークを通してお二人にわかりやすく図式化していただいたからこそいまこうやって話せていますが、これまでは全然話せなかった(笑)。

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斎藤清和 株式会社入曽精密 代表取締役。株式会社 微細切削加工研究所 主任研究員/所長。職人技とITの融合で独創的な超微細化工技術を確立.。削り出しによるアルミのバラや重心に偏りのない世界最小のサイコロなど斬新なアイデアと卓越した切削加工技術で世界的な注目を集めている。

斎藤:社内では「この技術は入曽精密だからこそできることだ」といった話はしていたんですが、体系的な議論はできてなかったんです。事業構造を明確に体系立てて、見える化すること。そして、自社の技術が世の中においてどのような価値を持つのかを、サービス視点で捉え直すこと。我々は機械加工では誰にも負けない自負がありますが、事業の中でのそれらの関係性をつくるのがデザイナーなんだなと感じました。

──フィールドワークを進める中で、デザインについてはどのように議論されたのでしょうか?

伊藤:よく言われていることではありますが、デザイナーというのは相手のメンタルモデルに入っていき、それを咀嚼して外部の言葉として伝える「コミュニケーションドクター」のような存在だと思うんですね。そしてそういったコミュニケーションは、デザインの上流の段階で必ずあると思いますし、実際のスタイリングの段階にまで持ち込まれるものなんです。

だから、はじめの段階で下手にデザインという言葉を使ってしまうと、まずは取り組むべき「整理する」ということをやらずに、先に結論にいってしまう可能性がある。しっかり整理さえすれば、多くのことは随分とよくなるんじゃないかなと思いますね。

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伊藤:あとは、僕らがデザインという言葉を使い過ぎてしまうと、外注と同じ立場になってしまうんじゃないかなと思います。僕らがやりたいデザイン経営といったことは、齋藤社長をはじめ、入曽精密の方々にデザインについての思考を知っていただき、その人たちの思考がよりよくなるということなんです。僕らが具体的によいアウトプットを出して「はいどうぞ」と渡すだけではなくて。

斎藤:中小企業には、デザインや事業戦略に対して価値を認めていないところも多いと思います。早くつくって納めて、それでお金をもらうんだという。そういった下請け業者としての意識だけだったら、事業部という発想そのものがないので、デザインやブランドといった考え方は必要ないことだと思ってしまうんですね。

もし今回のフィールドワークで、最初からデザインについての話があったら、逆にがっかりしていたかもしれないですね。我々が未来のために渇望していたのは、そういったことではなかったので。

──今回のフィールドワークでは、社員のお二人も参加されましたが、いかがでしたか?

峰野祐輔さん:僕も、会社のブランドや事業がごっちゃになってしまっていると思っていたところはあったので、フィールドワークを通して整理できたのが今回すごくよかったなと思いますね。

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入曽精密 商品開発部の峰野祐輔さん

峰野:初歩的なことかもしれませんが、ブランドってなんだろうなということを考えて、自分でその意味について調べたりしました。感覚的にわかってはいても、説明するとなると難しい言葉だと思いますが、そういったことを勉強して、あらためて考えるきっかけになりましたね。

斎藤梨瑛さん:会社でやっていることが漠然としかわかっていなかったということがあるので、自分の会社が何をやっているのか、今回をきっかけに深く掘り下げて考えることができたのが大きかったですね。

斎藤:いかに私が普段説明できてなかったということですね(笑)。いままで社内共有ということができていなくて、「俺の背中をみろ」みたいにやってきていましたから。今回私一人が参加するだけじゃ絶対だめだったと思うんです。私が語っているようなビジョンを、他の社員のみんなが同じように話せるようになるといいなと思いますね。

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(写真手前)入曽精密 総務経理部の斎藤梨瑛さん

──木下さんと伊藤さんは、これまでのご経験や座学での知見が、今回のフィールドワークで活かせた感覚はありましたか?

伊藤:僕がデザインの師匠から教わったことや、自分の会社でデザインマネジメントとしてやっていたことと、このフィールドワークで実践したことには、とても共通する部分があるなと思いました。これまでデザイン業界でお客さんや会社の部下、他部署に対して話してきたデザインについて考え方が、こうやってデザイン業界以外のところでも通用するんだなという実感が、今回のフィールドワークではありましたね。

木下:僕らはデザインをやっていると、自分自身でいいものをつくれば伝わるんだと思っていたこともあったんですが、やっぱりそうじゃないんですよね。伝わるように伝えないと、やっぱり伝わらないし、理解してもらえないということをこれまで痛感してきていたので、そのことが今回のフィールドワークに活きていると思います。

伊藤:あと、木下さんはデザインという同じ言語を持ちながら、違う業界でやってこられた方なので、今回一緒に組ませていただいたことで生まれたシナジーは確実にありましたね。木下さんがおっしゃっていたことを、勝手に僕が提案したいことの中に組み合わせてチャート化したりとか(笑)。

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木下:いや、逆も然りです(笑)。

斎藤:この場の我々と木下さん、伊藤さん、そしてトリニティの中森さんの間で、情熱が飛び火した感じがありましたね。こうやって、3人が集まることで磁場が生まれたのが今回の成果だと思いますが、そのためにはこちら側の気づきがなければだめだったと思います。

伊藤:技術をサービスに昇華させようという意識が、僕らが来る前から斎藤社長の中にあったんだと思います。今回は僕らが提案するというかたちをとっていますが、9割は入曽さんの中にすでにあるものを紐解いただけで、クリエイションは1割ほどしか入ってないんです。

齋藤:自分たちにいま何が足りないのか、それを考えた方がいいと思うんです。世の中は変化するので、10年前に足りてなかった姿が、10年後のいま満足できているなんてことは絶対にありえない。10年後にもトップを走るためには、いまそれをわかってないといけないんです。だから、まずは問題に気づかないといけない。

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齋藤:今回フィールドワークをやってみて、こちらが求めていたということ、やりたかったんだということが大きかったと思います。口を開けて待っているだけではだめで、きちんと変化を求めている企業じゃないと、こういった取り組みは成功しないと思います。今回の4回で終わるわけではなく、1年かけてしっかり育てていきたいですね。この期間を種として、それを樹まで育てないといけない。

スクールでの学びと体験を伝えていくために

──木下さんと伊藤さんは、今回のスクールで学んだことを、今後社内やご自身のキャリアにどのように生かしていきたいですか?

木下:直接仕事に関わることでは、クライアントにワークスタイルを提案する上で、副業や社外活動がもつ意義を、よりリアリティを持って伝えることができると思います。それはクライアントだけではなく、提案する側の社内のデザイナーにも伝えていきたいですね。

僕自身が社内にどのように影響を与えるかというよりも、同じような経験を多くの人ができるか次第だと思っています。やっぱり実践してみなければわからないことはあるので、社内のデザイナーが社外の方と交流し、実際に仕事をする経験をどれだけ積めるか。そのために、僕が体験したことを伝えるのが大事なのかなと。

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伊藤:僕の場合、社内のデザイナーよりも、むしろエンジニアやこれから事業部長になっていく若手や中堅に対して、ここで学んだことを広めていきたいと思います。デンソーでは、新しいことに取り組む上では、やっぱりある程度権限を持っている役員に実行が限られるという状況もあるので、積極的にリーダーシップをとれるような人材を育てていくことが、今後の課題意識としてあります。

自動車業界では、専門分野について深掘りする一方で、それ以外のことに対してあまり興味を持たない傾向がありますが、事業部長などのリーダーの立場は、当然のことながら製造販売についても考える必要があります。

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伊藤:大企業では、社内のシステム化が進めば進むほど、他のチームのことはよくわからないという、ブラックボックス化していくもの。そこをなんとか変えなければいけないと思っています。まずは社内のエンジニアに対して、それぞれに強みをプラスにして、プロジェクトを俯瞰して見ることができる視点や、柔軟性を育てる役割を果たしていきたいと思います。

木下:今回のスクールを通して、伊藤さんをはじめ、社外のデザイナーとの交流が自信につなげられたことも大きいです。僕が開発した「ing」のような事例は、いわば異端児としてはじめた企画だったため、社内で話が通じないことも多かったんですね。今回伊藤さんのように、バックボーンがまったく違う人と感覚を共有できたことで、自分のものの見方が間違っているわけではないんだと思うことができました。フィールドワークを通して得られた経験は、将来的に地元で活動することになった時にも、同じように自信になると思います。

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株式会社入曽精密
http://www.iriso-seimitsu.co.jp/

“問いを掴む力”を鍛えるために

「高度デザインブリッジスクール」の企画運営を行う、トリニティ株式会社の代表取締役社長・湯浅保有美さんに、本スクールに込めた思いについてお話しいただいた

──「高度デザインブリッジスクール」が生まれた背景について聞かせてください。

湯浅保有美さん:トリニティは、日本で一番古いといわれる創業23年のデザインコンサルタント会社です。まだデザインが「絵を描く仕事」として捉えられていた時代から、コンサルティングという仕事を通して、インハウスデザイナーとして奮闘する方々と伴走してきました。

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湯浅保有美 トリニティ株式会社 代表取締役社長。伊のイタリアのデザイン大学院ドムスアカデミーの日本法人の立ち上げに参画の後、1997年にトリニティを起業。当時では珍しい「広義のデザイン」のアプローチで日本の大手製造業を中心とした、製品&サービスデザイン開発支援を展開。現在もクリエイティブとリサーチの両輪で、新規事業開発、次世代人材教育などを推進しつつ、デザインで社会を変えていくことに奮闘中。

「高度デザインブリッジスクール」をはじめた背景には、デザインがだんだんと社会的な認知を得て、製品デザイン開発に限らず、ブランディングや新規事業の創造、教育などの領域で使われはじめ、デザイナーの活動の場が広がってきたことがあります。ただ、そこで注目されるのはフリーランスの方が多く、インハウスデザイナーの活躍ぶりを世の中に知ってもらう機会が少ないと感じていたんですね。

大企業を中心に副業や企業間留学といった個人の活動が認められはじめていますが、今回のスクールのプログラムにベテランのインハウスデザイナーの方々に参加いただくことで、そういった流れを加速していただきたいという思いが、本スクールをはじめたきっかけとしてありました。そうすることで、会社に所属するインハウスデザイナーが別の場所でそのスキルを生かすことができ、定年後のキャリアとして、故郷へと戻って地方創生の領域で活躍するというキャリアの選択肢も生まれるのではないかと考えています。

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オンラインで実施された座学の様子

本スクールの座学で学ぶカテゴリは大きく3つ。まず、コミュニティデザインの視点も含めた、地域や中小企業で活躍する上でのスキルを、実際の事例を通して学びます。次に、ビジネスデザインやビジョンデザインについて。最後は、デザイナーの職域の拡大という視点から、サービスデザインやファシリテーション、テクノロジーについて学びます。

高度デザインブリッジスクールが、座学とフィールドワークのセットになっているのは、与えられた課題をやるだけではなく、イノベーションに必要な、“問いを掴む力”を鍛えていただくためです。地方の中小企業について知り、実際に体験することで、イノベーションのきっかけが生まれることを期待しています。

私たちは副業、独立という未来の選択肢を想定していたのですが、今回の参加者からは「いまの仕事の現場で活用できるマインドセットとスキルだ」という声が多く出ています。まさにいま、デザインに求められている役割が大きく広がりつつある一方で、そのために必要な手立てがいまだに整備されていないのだと考えます。

クリエイティブの力は、さまざまな領域や場面で強く求められています。これからも一層、クリエイティブ人材が自分の未来をデザインし、社会をよりよい姿に変えていくお手伝いができるように一緒に走り続けたいと思います。

高度デザインブリッジスクール powered by trinity
運営:トリニティ株式会社
https://trinitydesign.jp/

※次回開催は2021年を予定しています。2020年度の実施報告レポートや、2021年の開催についての情報提供をご希望の方は、下記のフォームからご登録ください。

「高度デザインブリッジスクール powered by trinity」インフォメーション受付
https://form.run/@trinityshare–1608520906

文:平林理奈、堀合俊博 写真:西田香織 編集:堀合俊博(JDN)

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